クルマの運転の楽しさや乗り心地といった部分よりも室内空間の広さにメリットを見出し、便利な移動手段、運搬手段としての機能を求めればミニバン系が選択肢になります。

考えてみれば、昔(自分が子供のころや10代の頃)はワンボックスというカテゴリーがあって、商用車をワゴン(3・5ナンバー)にしているクルマがありました。当時から多人数乗車や趣味のためのクルマとして利用価値を見出しているユーザーは居ましたが、世の中の流れでは少数派でちょっと野暮ったいという感覚すらあったかもしれません。

しかし、乗用車ベースのミニバンが登場してからはブームを経て定番となっています。クルマ好きだとちょっと面白くない状況とも言えますが、ミニバンが便利で快適な選択肢と考えるユーザーが増えたわけです。

結果として日本ではセダンやクーペが駆逐されてしまっているわけですが、これは日本だけのことなのだろうかと考えていたら一概にそうでもないらしいという記事を目にしました。

 『クルマ探しはこちらから→ www.car-makotoya.jp』


かいつまんで言いますと、ベルリンの壁崩壊以降東欧からのクルマも増えたこともあって、アウトバーンの渋滞がひどくなったんだそうです。結果的に昔ほど飛ばせなくなって、高速走行に向いている低重心で空気抵抗が少なめな形状であるセダンを選択する比率が少なくなり、室内が広いミニバン系車種のニーズが増えているのが現実らしいのです。
 

この記事を読んでなるほどと思いました。日本って渋滞も多いし飛ばせる環境少ないですよね。高速の速度制限も100キロで、統計によると高速道路をほとんど使わないドライバーも相当数いるらしい。結果として欧州ほどの高速域(イメージとしては130~150km/hもしくはそれ以上)での直進安定性は求められない。そういった環境に順応してクルマを選ぶと室内が高くて広くて移動中快適に過ごせるほうがメリットがあるわけです。日本のミニバン率が高いのってそういうことも関係しているんじゃないかと。


そして、3列シートが要らなくて、4人乗れればOKなら背が高めの軽自動車で充分。ミニバンと軽が人気車種になるのはそんな背景があるのかもしれません。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。


注文販売専門。じっくりとオーダーメイド感覚であなただけの一台を見つけます。

 www.car-makotoya.jp