好きな方はプジョー208といってどれくらいの大きさのクルマか想像可能だと思いますが、日本で言いますとフィット、ヴィッツ(もしくはアクア)、デミオと同じコンパクトクラス(Bセグメント)の車種です。


プジョー208(ディーゼル)のカタログ燃費は1Lあたり33.3キロだそうです。今日の話題はこの記事が元になります。残念ながら国内でディーゼルの208は販売されていませんが、マツダの孤軍奮闘もあってか「ディーゼル=悪」というイメージは徐々に薄れて来ていますので今後は販売されるといいなと思います。

http://response.jp/article/2015/05/15/251268.html?gp=1_email_20150515


国産車はストップ&ゴーが多い道路事情に合うように調整され、それを想定した燃費の測定されます。208の燃費は欧州複合モード燃費という少し異なった基準で測定された結果ですが、基準となる速度域が日本より20~40キロ程度速い速度域になります。単純に速度が増せば燃料消費量は増しますが、より実利用に近いテストが実施されていることが予想されます。


昔から欧州車のカタログ燃費は実燃費に近いという傾向が強く、国産車は整えられた環境でかつ自社のクルマの特性を知り尽くしたプロのドライバーが行うため実燃費との乖離が大きいという特徴があるんです。


外車は燃費が悪いというイメージが定着してしまっているかもしれませんが、208だと恐らくハイブリッド並みというイメージですが、使用環境によっては国産車より燃費が良いことも予想されます。


恐らく高速や中長距離で巡航するような使用環境(要は欧州がそいういう傾向が強いと思うのですが)ではハイブリッドより優秀だと予想されます。ディーゼルエンジンから得られる大きなトルク(クルマを前に進める駆動力)によってエンジン回転数を低くできるので燃料消費を抑えられるという理屈です。


ハイブリッドエンジンとは得意とする高燃費になりやすい環境が異なりますので良し悪しではなく向き不向きで判断したほうが良いです。使い方によってはハイブリッドよりディーゼルのほうが適しているケースもあります。何より燃料自体が安いので、国内でもう少しディーゼルエンジンを積んだ車が増えてユーザーが選択できるようになると良いなと思います。



本日もお付き合いいただきありがとうございました。


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