メーカーにお金もらって記事書いているジャーナリストも多いと聞きますし、試乗インプレッション記事ってどこまで信用して良いものかという疑心は多少あるのですが、クルマの傾向や特徴を把握することは出来るように思うのでブログやTwitterで投稿するようにしています。


今回の記事は感情的な記事のようですね。
http://response.jp/article/2015/04/14/248988.html


記事が素晴らしいともくだらないとも思いません。あー、そう感じる人が居るんだという感想だけですが、この記事を取っ掛かりにちょっと自論でも書いてみようかなと思いました。


ジェイドのような形状・大きさのクルマってある意味中途半端だし、コンセプトが絞ってあるので人によって合う合わない、好き嫌いがはっきり出てしまうのではないか思うんです。結構男っぽい作りですしね。


クルマを実際に売っている立場から見るとこれをミニバンと考える物足りないと思います。先代とも言えるストリームも背の低いミニバンと分類されていましたが、融通の利いて頭上空間に余裕がステーションワゴンと捉えるのが適切だと考えるようにしています。他ではウィッシュ、プレマシー(日産ではリバティHWS)、エクシーガ、プリウスαってみんなそういうクルマです。


明らかにヴェゼルの流れが強いし、ストリームという名前にしなかったのは標準的なファミリー層がターゲットではないわけですし、インテリア形状を見ても明らかにドライバーズカー的要素が強い。ステップワゴンでは生活感があり過ぎて嫌という層の受け皿になり得るのだと思います。


子育て世代よりはもう少し上の世代、クルマの活かし方をしっている相応のベテランドライバー層も狙っているということが見て取れます。車内で子供が暴れまわったり、家と同じことをしたくてゲームをしたり、DVDを観たりという雰囲気ではないでしょうね。


まぁ、開発者の配慮が足りていない部分もあるのでしょう。ただ、慣れれば意外と合理的だったなんてこともありますし、クルマに関しては初見の印象だけで判断しないほうが適切なケースもあります。


クルマを選ぶ際に初代って割りと新しいコンセプトで実験的な要素が多いのでちょっと注意したいところです。痒いところにも手が届いたような定番の安心感みたいなものを求めるのであれば最低でも2世代目からのほうが期待外れが少ないように思います。あまり売れずに1世代で消えていく車種も多いですからね。自分もお客さんにクルマを勧める際は結構ポイントだなと考えています。


本日もお付き合いいただきありがとうございました。


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