昨年踏み間違い事故の話をブログで取り上げました。ブレーキと間違えてアクセルを全開にしてしまいコンビに店舗等に突っ込んでしまうといったタイプの事故が全国で年間6000~7000件程度発生しているという現実を知り、想像以上に多いと感じて投稿してみたのです。1日に20件前後発生している計算になります。

http://car-makotoya.blog.jp/archives/1010821841.html


防止装置を独自に開発して販売している企業もあるとのことでしたが、クルマを作っている当のメーカーとしての対策は講じられていない状況だったと記憶しています。


そんな中、日産・ティアナがマイナーチェンジを機に踏み間違い衝突防止アシスト機能を搭載したと報じられました。

http://www2.nissan.co.jp/TEANA/point_4.html

http://response.jp/article/2015/02/10/243990.html


障害物を検知した場合、クルマが加速しないように制御する。人や障害物を検知して止まる自動ブレーキは各社相次いで搭載されていますが、更に一歩進めてエンジンが回らないようにする形になります。


自分自身はヒヤッとしたことはありませんし、多くのドライバーの方はアクセルとブレーキは間違えないだろという感覚の方も多いと思います。ただ、統計を調べると一概に高齢者の方だけが起こすとは言えない側面もあるようで、精神的に慌てている状態であれば誰もが起こしてしまう可能性があるという認識も必要そうです。


搭載車両は今後増えていくと思いますが、できればすべてのクルマに標準装備されるくらいになってもらいたいものです。交通事故はどうしても起こりますし、この踏み間違い事故ばかりが問題なのではありませんが、交通事故による死傷者は一人でも減らすことが何より重要です。


ただ、こういったアシスト機能もあくまで最後の歯止めであり依存してはいけません。最も重要な事はドライバー自身が気をつけて慌てず過信せず運転することだなと再確認しました。


本日もお付き合いいただきありがとうございました。


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