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昨日の続きです。


時計の話ですが、日本製の腕時計はクォーツが中心です。数年~十年に一回の電池交換で使ってる方が多いのではないかと思います。最近ではソーラータイプのものも多いですが、あれも蓄電池を使っているので永遠ではなく、蓄電池が劣化すれば交換が必要になります。


いずれにしても、電池交換をしていって故障したら修理するか買い換えるということが多いと思われます。使っている間に性能維持のためのメンテナンス、清掃を定期的に行うという方は少ないのではないのでしょうか?


ところが、ロレックスやオメガなどの「高級機械式腕時計」は3~5年に一回程度のオーバーホール(分解清掃、以下OH)が必要になることがほとんどで、それを怠ると精度が落ち故障の原因にもなってきます。一回の費用は3~5万くらいのことが多いと思います。最近は情報も増え、OHもパックにして販売している店舗もありますので認知はされていると思いますが、それでも憧れの高級腕時計を購入することが優先でOHのことを意識していなかったという方も少なからずいるかもしれません。日本製のクォーツ腕時計とはだいぶ異なります。


欧州では機械類はメンテナンスをしながら性能を維持し長く使用していくものという文化(もしくは伝統)があり、スイス製高級機械式腕時計が一生ものと言われるのも、このあたりに根っこがあるように思います。少々皮肉っぽい言い方ですが、言い換えれば一生もののあとに必ず(一生面倒を見れば一生もの)という補足が含まれています。長く使えば、購入価格と同額もしくはそれ以上のメンテナンス費用がかかるということも珍しいことではありません。


時計について言えば、実際に部品を耐火金庫に保管して永年保証を約束しているメーカーもありますし、最悪部品がなければワンオフで作って直せます。機械式ということは電子部品は使っていないので同じ形のパーツを作れれば直るという理屈です。また、バンドやケースに多少のキズがついても研磨すれば新品と遜色ない状態に甦ります。素材を工夫し、研磨して削られてからが本番という作り方をしているメーカーもあるくらいです。


そういえば、イギリスでは数百年前の家に普通に住んでいたりすると聞いたこともありますし、使い捨て文化は日本やアメリカより少ないのではないかと推察します。


みなさんはこのような価値観をどうお感じになるでしょうか?国産車、国産クォーツ腕時計の感覚に慣れているとちょっと違和感を感じられても当然です。良し悪しではなく、許容できるのかどうかという点がポイントになるように感じます。


好きな方、理解されている方は問題ないんです。欧州車にしろ、機械式時計にしろ手間を掛けながら性能を維持していくのが通常であることをご存知です。その代わりに、デザインは陳腐化しにくく、それぞれに独特の味があり、年月が経過しても古臭さを感じない。自分が愛着を持って大切に長年使いたくなる絶対値の満足があるはずです。(ちなみに、私もどちらかというとこちらのほうだと思いますが、バランス考えてしまいますね。)

ちょっと長くなってしまいましたが、欧州車に関する根っこの部分についての説明でした。


次回も続きます。

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