本日もくるま日和(誠屋CCSのブログ)

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新車のリースについて③ 残存価格について

残存価格という言葉を聞いて大よその内容は想像がつくのではないかと思います。

下記の例をご覧ください。実際はもう少し複雑なのですが、シンプルに説明してあります。

例えば、200万円の車でリース契約をしたとします。


・リース期間:5年
・車両価格:200万
・残存価格:60万

ざっくり言いますと、残存価格は5年後に残る車としての売却価値ということになりますので、この60万を引いた形で車両自体を140万としてリース料計算の対象(元本)とします。ちなみに、車両価格は調達価格ですので定価ではなく値引きも含めた金額と考えてください。そして、これは通常使用に伴う経年劣化を前提とした価格になります。大きな損傷等もなく普通に使っている状況を想定しています。

・登録納車までにかかる初期費用
・期間中の税金
・自賠責保険
・メンテナンス費用等(含めない形も可能)

車の場合、最低限上記の費用が発生しますのでそれらの費用を加えて60ヶ月で按分したものが月々のリース料となるわけです。(リース会社の収益である金利が加わります。)


お気付きの方もあると思いますが、仮に残存価格が80万だったらリース料は安くなります。

逆に60万になればリース料は高くなります。車両価格が同じとすると、残存価格が高いものに乗ったほうが月々の支払はお得ということになります。分りやすく言ってしまうと中古期待値の高い車、つまり人気車と言われる車のほうがお得に乗れる傾向が強いわけです。

設定される残存価格はリース会社ごとに異なりますので一概には言えません。私が経験した範囲の内容にはなりますが、例えばフルサイズミニバンのアルファード(ガソリン車)とエルグランドを比較するとアルファードのほうが残存価格が高くなります。仮に同じ車両価格としたらアルファードのほうがリース料的にはお得という理屈です。(比較してエルグランドが悪い車ということではないので誤解なきようお願いします。あくまで市場価格に基づく統計値です。逆に中古車としてはエルグランドのほうがお買い得という見方もできます。)

新車リースの場合、これに予定走行距離という要素が加わります。新車としてのスタートは同じですが、月に500キロ(年間6,000キロ)と月に2,000キロ(年間24,000キロ)では残存価格が変わってきてしまいます。つまりリース料が変わってくるということになります。

今回は残存価格についての説明でした。次回ももう少しリースのことを掘り下げてみたいと思います。

新車のリースについて② 残価設定型ローン

前回のブログで車のリースの概要について説明をしました。

自営業、個人事業主は個人or法人のどちらになるか?という点を補足しますと、事業の経費として計上してしまえば原則として法人と同等の扱いになります。詳細はご担当されている税理士にご相談いただくのが良いと思います。

さて、月々の支払を抑えられるということで最近目にすることの多い「残価設定型ローン(クレジット)」についても少し説明しておくことにします。なお、オートリース、カーリースなど呼び方は色々あるのですが、本ブログでは新車リース又は単にリースという文言を使用いたします。

新車リースの見積依頼をされるお客様はディーラー見積との比較をされていることが多いのですが、恐らくこの残価設定ローンと比較をされているケースも多いと思います。新車に半額で乗れる、50%ローンといった宣伝文句をご覧になったことがあると思いますが、これが残価設定型ローンになります。

前回も「リースは残存価格を設定」という主旨の内容を書きましたが、そもそも残価設定型ローンはリースをモデルにして商品設計がされています。3年ないし5年程度の期間の返済が終わったら買取るか手放すかの選択を迫られます。そして、手放す場合は中古車としての査定価格と残存価格を比較して精算となります。走行距離や内外装の状態などにより査定価格が想定より低い場合は差額を支払う可能性が生じます。このあたりがトラブルの原因になるという話も耳にします。(概要説明です。詳細は各クレジット会社により異なりますので別途ご確認ください。)

要はローン元本を少なくして月々の支払を低くする代わりに、全部お客様のものにはなりませんよというという立付けになるわけです。とにかく月々の支払を安く新車に乗りたいという観点のみで見てしまうとリースだろうがローンだろうがある意味どっちでもいいのかもしれませんが・・・。

唯一違うとすれば新車リースに関しては、取決めたリース期間終了後は延長リースを1年単位で設定できることが多いので柔軟性はあるでしょうか。また、新車リースの多くは月間走行距離を指定することが多いので使う分だけ利用料を支払う(もしくは使う分だけ購入する)ことが出来るので利用状況によって支払額をコントロールできて、頭金や購入資金は必須でない点は利点のようにも感じます。(個人の方であればボーナス併用で月々の低くという方法も可能です。)


残価設定型ローンをご利用になる場合は注意事項を確認いただき、最悪の場合どうなるのかということも視野に入れつつご検討されることをお奨めします。当たり前の話ですが、本来200万円する新車が100万に値引きされて買えるわけではありません。負担を少なく新車に乗れるのは確かにうれしいことですが、元本を少なくする分提供する側(クレジット会社等)もリスクを背負っていますので約款等をしっかり確認されたほうがよろしいと思います。

また、過去の実例として「ディーラーの下取り値引きを含めた残価設定型ローンの見積(毎年の自動車税は含まず)」と「下取り値引きは含まない新車リースの見積(毎年の自動車税も含む)」を比較されてリースは高いと判断されてしまったケースがありました。残価設定型ローン、新車リースのどちらにするかは最終的にはお客様のご判断ですが、試算条件はできる限り揃えて比較をしていただくのが望ましいと感じました。

最後に、法人様、自営業・個人事業主様がお仕事でお使いなる車については前回申し上げた会計処理や財務面のメリット、管理負担軽減という点も踏まえて残価設定型ローンよりリースのほうが使い勝手が良いと思われます。(最終的には値段勝負ということもあるかもしれませんが・・・。)


次回は残存価格などについて少し掘り下げてみたいと思います。

新車のリースについて① リースとは?

こんにちは。今日はちょっと長いですがご容赦ください。


法人のお客様を中心に日頃から車のリース商談をさせていただくのですが、商談の中でお客様からリースについてのご質問を受けることがよくあります。リース会社や関連するサイトにも概念や理論は掲載されていると思うのでそちらも参考にしていただくとして、車を売っている者の視点で何度かに分けて少し解説してみようと思います。何かのお役に立てば幸いです。なお、実際の商談活動の中で個人的に整理し文章化したものですのでご了承ください。


割と多いのが次の質問です。

「リースという言葉は聞いたことあるけど今一つよく分からない」
「レンタルとの違いが分からない」
「ローンとの違いが良く分からない」
「リースって結局損なの?得なの?」

最初に申しますと、4番目の損か?得か?という話については一概に言えません。価値観、判断基準はお客様ごとに違ってきます。最終的には「お客様の考えにフィットするかどうか」「合理的な手段と感じていただけるかどうか」が判断ポイントになると思います。


まず、レンタルです。自動車の場合はレンタカーとなります。一言で申しますと「お金を払って一時的に借り受けるサービス」ということです。中には数年単位というものもあると思いますが、比較的短期間の利用が多く、不特定多数の方が利用することを前提としていて、返却義務が生じる契約形態です。必要な時だけ借りるニーズに適しています。買うよりは安いがずっと使えない、一日あたりにすると割高ということも多いです。


さて、リースです。「オートリース」「カーリース」「マイカーリース」「自動車リース」と呼ばれるものが該当します。
巷では「○○レンタリース」という呼称が多いのでレンタルと同じように捉えてしまうのかもしれませんが、レンタルとの大きな違いは特定の人(法人)=契約者のみが取決めた条件に沿って利用できるという点です。

リースの具体例ではオフィスにある「コピー機」「複合機」等が分かり易いでしょうか。リース会社等が所有しているものをオフィスにいる方が利用している状態だと思います。機器を所有することには特に意味はなく、業務で必要とする機能仕様の機器が利用できれば良いケースが多いと思います。(コピー機等が希少価値のあるもので珍しいのであればコピーを所有していることはステータスになり、売却する際も高く売れるので所有する意味はあるかもしれません。しかし、現在はどこにでもある当たり前のものになっています。)

一般的にリースにするメリットと言われる点は次の通りです。
「資産計上せず損金計上(経費処理)ができるので会計面でのメリットがある。」
「リース期間終了後の売却価値(残存価格)を差し引いて期間中の利用料を算出している。そのため一台丸ごと買うよりは月々のキャッシュアウトが少なくなる。(※) 」
 「リースの対象となるのは比較的高価格のものが多いため実質的に資金調達と同じ意味合いとなり、 負債に計上されないので財務上のメリットがある。」
 「管理業務の負担が軽減される。
 ・自動車のように所有することで税金が発生する場合は通常所有者への課税となり、リース料に含まれるので台数分の税金支払手続きを自社で行う必要はなし。(支払の平準化)
 ・維持費用をリースに含めてしまうことが可能である。(支払の平準化)
 ・リース契約の終了と共に返却し最終処分手続きを自社で行う必要がない。」

 ※そのようなケースが多いと思いますが、価格が低いものはリースのほうが高くなるケースもあると思います。

デメリットとしては、自己所有名義が適切な場合はNG、改造や勝手な部品交換はNG、条件を超えての利用や消耗があった場合は精算が生じるケースもある・・等です。

また、多くの場合、当初のリース契約期間終了後にリースを延長することもできます。終了時点で延長、終了、新規入替のうち適切な選択をすることが可能です。コピー機・複合機をはじめとして工業製品は日進月歩で進化し性能が向上していきますので持ち続けるよりは新しいものを導入したほうが良いという判断も当然あると思います。自動車をこのように捉えられる方であれば個人の方であっても車のリースに合点がいくような気がいたします。

ざっくりした説明ですが、自社で自前で全部買うよりは合理的と判断されるケースが多いのではないでしょうか。


最後にローンです。仮に100万円するコピー機(複合機)を自社の備品として購入したとします。その際に手元に資金が不足していたので銀行から購入資金を借り入れました。当たり前の話ですが、この借入がローンです。100万の資産が増え(減価償却実施)、同額の負債が発生してこれを利子と合わせて返済していきます。仮に5年で返済として、5年後からはちょっと旧くなりますが紙代とトナー代で使えることになります。もちろんメンテナンス・修理が必要な場合は都度実施します。

今回はリースの説明なのでコピー機・複合機というリース向きのものを例に取りましたが、もちろんリースが全て良いということでもありません。同じものでも会社ごとに判断が違うと思います。


また、会社での例を使いましたが、個人の方のマイカーの場合は嗜好品の側面、換金可能な動産(資産)という側面があり、経費処理もしませんが、レンタル、リース、ローンの仕組みは同じです。ウィークリーマンション・賃貸住宅・持ち家の例えが良いのですが、住む場所は数十年単位になることもありますし、駅や中心地から離れることで同じ広さでも安くなる、仕様が一律ではない等、モノとしての判断基準は異なってくると考えています。(新車リースの話ですので新車に限定しますと、税金は一律、仕様・性能は基本同じ、価格も地域差は比較的少ないはずです。)

次回以降もリースついて少し説明してみたいと思います。長文にお付き合いをいただきありがとうございました。

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